for文を用いると指定した回数だけ同じ処理を繰り返し実行できました。しかし、いつも繰り返し処理の回数が明確になっているわけではありません。条件によって繰り返し処理を継続したり、中止したいことがあります。このような条件により繰り返し処理を制御したい場合にはwhile文やdo〜while文を使います。
while文は条件式が「成立している間」、指定された処理を繰り返します。
while文は次の書式で表現します
while(条件式) { 繰り返す文 }
条件式の真偽の判定は繰り返し処理を行う直前に行われるため、最初から条件が成立しない場合には繰り返し処理は1回も行われません。
変数xの値が0以上のときに繰り返しをするときは次のように表現します。
while (x >= 0) { .... }
while文でfor文と同じループを表現できます。
例えば、10回のループは次のように表現します。
int cnt = 1; while (cnt <= 10){ .... cnt++; }
while文ではカウンタの変数の増減の式を繰り返し処理の一番最後の加えておきます。
条件が常に成立するを作ることもできます。無限に繰り返されるループを無限ループといいます。whileの無限ループは次のように表現します。
while(true){ 繰り返す文 }
無限ループのままではプログラムが終了しません。ループ等の動作を制御する文にbreak文とcontinue文があります。