変数

変数とはプログラム中で利用する数値などを記憶する入れ物(場所)のことです。その場所はメモリ内に確保します。

変数を使うには記憶できる値の種類()と名前(変数名)を指定します。この変数の指定のことを変数宣言といいます。

変数の宣言は次の書式で表記します。変数の宣言はどこでも可能です。

変数の型 変数名;

複数の変数を宣言するときは次のいずれかで表記します。

変数の型 変数名1,変数名2,.....;
変数の型 変数名1;
変数の型 変数名2;
.......

変数名は数字以外文字で始まるようにします。変数名には日本語が使えます。

例えば、整数(int)型の変数xとy、実数(double)型の変数fを宣言するときは次のように表記します。

int x, y;
double f;

変数の型

Javaの変数の方は次の種類があります。

  1. 整数型 整数値を扱うときに使う
  2. 実数型 実数値を扱うときに使う
  3. 文字型 一文字のデータを扱うときに使う
  4. 論理型 真理値を扱うときに使う

それぞれの値には扱える値の範囲が決まっています。その範囲を超える値は正しく扱えません。

代入

宣言した変数に値を代入することを代入といいます。代入は次のように表記します。

変数名 = 値;
変数名 = 変数名;
変数名 = 式;

例えば、整数型の変数xに値10を代入するときは次のように表記します。

int x;
x = 10;

整数型の変数aに変数xの値を代入するときは次のように表記します(変数宣言はすでに終わっているものとする)。

a = x;

例題

int型の変数xに値100を代入し、表示するプログラムを示します。

class AtaiHyoji {
  public static void main(String args[]){
    int x;
    x = 100;
    System.out.println("変数xの値は" + x + "です");
  }
}

Java Appletによる実行結果