Stringクラス

このクラスは文字列を扱うためのクラスです。これまで入力ストリームからのデータ読み込みに使ってきました。

Stringクラスは文字列を記憶する機能以外に記憶している文字列に対する処理(メソッド)も含まれています。

代表的なメソッドを表に示します。

メソッド名 機能
length() 記憶している文字列の長さ(文字数)を求める
equals(オブジェクト) 記憶している文字列とオブジェクトの比較
一致すればtrue、一致しなければfalseを返す
concat(文字列) 記憶している文字列と指定された"文字列"を結合する
+と同じ働き
indexOf(文字) 記憶している文字列から指定された"文字"の出現する位置を調べる。
見つかればその位置を、見つからなければ-1が得られる。
位置は0から始まる。
replace(古い文字, 新しい文字) 記憶している文字列中の指定した"古い文字"を"新しい文字"で置き換えます。
置き換えられた文字列が得られます。
substring(開始位置) 記憶している文字列から指定しした"開始位置"以降の文字列を得る。
substring(開始位置、終了位置) 記憶している文字列から指定した"開始位置"から"終了位置"までの文字列を得る。
toLowerCase() 記憶している文字列を小文字に変換する
toUpperCase() 記憶している文字列を大文字に変換する

これらのクラスを使うにはStringクラスのインスタンスと次のように組み合わせて使います。

String S = "Stringのテスト";
int Nagasa = S.length();