文字列出力

最も簡単なプログラムは文字列を1行だけ出力するプログラムでした。

Javaでは文字列を出力するためのメソッドには次の二種類があります。

System.out.println
文字列の最後で改行する。行単位で文字列を表示したいときに使う。
System.out.print
文字列の最後で改行しない。

文字列を複数行表示する

各行に表示する文字列をSystem.out.printlnメソッドを使って表示させればよい。次のようにする。

class DspStr {
  public static void main(String args[]){
    System.out.println("Javaプログラム");
    System.out.println("文字列出力");
  }
}

もし、System.out.printメソッドを使うときは改行する位置に\nを入力しておきます。プログラムは次のようになります。

class DspStr {
  public static void main(String args[]){
    System.out.print("Javaプログラム\n");
    System.out.print("文字列出力\n");
  }
}

エスケープシーケンス

先ほどのプログラムで利用した改行を示す\nのように\記号で始まる特別な意味を持ったものをエスケープシーケンスといいます。利用できるエスケープシーケンスには次のものがあります。

エスケープシーケンス 意味
\n 改行(ラインフィード)
\t 水平タブ
\b バックスペース
\f フォームフィード
\r キャリッジリターン
\" ダブルクオート
\' シングルクオート
\\ バックスラッシュ(円)

※\記号は日本語コードだけで用いられる特別な文字で英語コードなどではバックスラッシュという記号が使われます。