インクリメント・デクリメント演算子

変数値を1だけ増加あるいは減少させたいときに使います。

演算子   意味
++ インクリメント 値を1増やす
-- デクリメント 値を1減らす

この演算子を変数の前に置くか後ろに置くかでその効果が微妙に異なります。

たとえば、次の二つのプログラムの場合についてみてみます。

プログラム1
int i, x, y;
  i = 0;
  x = 10;
y = x + i++;
プログラム2
int i, x, y;
  i = 0;
  x = 10;
  y = x + ++i;

インクリメント演算子(++)の位置が異なるだけです。このプログラムが終了した時点での変数の値は次のようになります。

変数 プログラム1の値 プログラム2の値
i
1
1
y
10
11

実行後の変数iの値は同じですが、変数yの値が異なります。

y = x + i++の場合
xとiの値を加えた後にiの値が1増加します。
y = x + ++iの場合
iを1増加した後でxの値を加えます。