エラー対処

プログラミングをしていると必ずといっていいほどエラーに出くわします。プログラムが正しく実行されるようにするにはすべてのエラーを取り除かなければなりません。

エラーにはコンパイル時エラー実行時エラーの二種類があります。

コンパイル時エラー

ソースプログラムをコンパイルするときに発生するエラーです。このエラーはプログラムの文法的な誤りによって発生します。

コンパイラはエラーを次のように表示します。

表示されるエラーメッセージにエラーの発生した行(赤い丸)とその行でのエラーの位置(青い丸)が示されています。

エラーの発生する原因には次のものがあります。

  1. 文のつづりを間違っている。
  2. 大文字と小文字の間違い
  3. 全角文字を使っている
    スペース、ダブルコーテーション(")、記号
  4. ;(セミコロン)が抜けている
  5. {と}の数が一致していない
  6. ソースファイルの拡張子がjavaになっていない

実行時エラー

コンパイル時にエラーが無くてもプログラムが実行できるわけではありません。プログラムが実行されるとき、実行に必要なライブラリと呼ばれるプログラムの部品を呼び出して使います。この部品を呼び出すときの名前が間違っているとプログラムは正しく実行できません。

実行時エラーの例

それぞれクラスやメソッドがないといったメッセージです。メッセージの行末にプログラム中に見つからなかったクラスやメソッドの名称が表示されます、